法医昆虫学的手法による死後経過時間推定とは?

死体入植昆虫の分析により死後経過時間を推定する受託分析サービスです。

一般的に異状死体の死後経過時間は、検視や検案、司法/行政解剖において死体所見(死斑、死後硬直、直腸温角膜混濁など)をもとに推定されます。しかし一定期間経過し腐敗が進んだケースにおいては死体所見からの推定が困難な場合があります。

このようなケースにおいては死体に入植した昆虫を分析することにより、より正確な死後経過時間を推定することが可能な場合があります。一般的には死後72時間以上経過しているケースにおいては、死体所見からの推定より昆虫分析による推定がより正確であるとされています。海外においてはこの昆虫分析による推定が科学的手法として広く活用されていますが、本邦においてはその利用が一部の大学機関に限定されています。

この度、本邦における異状死体の捜査・全容解明に寄与することを目的として、昆虫分析による死後経過時間推定サービスを民間企業による受託分析サービスとして開始することにしました。